今こそ業務にAIを! Gemini 導入ガイド
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AI時代の本格到来
「私の業務にはAIなんて関係ありません。」
そう思っている人にこそ、ぜひお届けしたいお話です。
あらゆる場面でAIを目にするようになりました。
2027年には、AIの市場規模が約1,200億円になると予想されています。
業務効率化や働き方改革が叫ばれる背景には、AIの存在が不可欠であり、既にビジネスの世界において、AIは欠かせない存在と言えます。
AIの発展スピードは日進月歩どころか、秒進分歩といった速さで展開されており、「まだ使えるレベルじゃないかな」「ウチの分野ではしばらく必要ないかな」と思っていても、一年後・半年後には必要不可欠なものになっているかもしれません。
この記事では、そんな最先端AIのひとつである Gemini の導入を後押しする内容をご紹介します。
なぜ今、Gemini なのか?
数あるAIのうち、なぜ Gemini が良いと言えるのかご説明します。
生成AIの魅力
Gemini は、Google が開発した「生成AI」です。
生成AIとは、簡単に言えば「コンテンツを生成する(作成する)」機能が備わっているAIのことです。
ただ単に、「検索する」「翻訳する」「画像認識する」だけでなく、文章、プログラム、表、画像といったコンテンツをAIが生成することができます。
「業務報告書を作成して」「コードのエラーを修正して」「このデータを分析して」「〇〇の画像をつくって」といった指示に答えることができるのです。
「与えた質問に答える」しかできなかったAIが「生み出す」「提案する」ということまで可能になったということです。
その高性能な生成AIが、Google Workspace に最適化されたものが Gemini for Google Workspace です。 Google Workspace の中にシームレスに組み込まれており、別のアプリを起動することなく、ブラウザ上で高度な処理を行うことができます。
何がもたらされるのか?
もっともご紹介したいのは、Gemini を導入すると、作業時間の短縮と業務の質の向上が可能になるということです。
従来の業務では、アイデア出し(ブレインストーミング)、テキストやプレゼン資料の下書きや概略作成に時間を取られてしまっていました。
それをAIと協業することで効率化が進み、付加価値の高い業務に時間が割けるようになります。
Google の調べでは、1ユーザーの週あたり105分の時間削減が可能になったということで、それが年単位となれば、年間で数十時間の削減になります。(もっと削減されたというリサーチ結果もあるようです。)
AIに任せて業務の時間が削減できるということは、その分の時間を創造的な業務に充てることができるようになります。
また、つい後回しになってしまっていた作業を行う時間にすることもできるでしょう。
それが、1人のユーザーだけでなく、社内ユーザーの全員で実現したらどうでしょうか?
全員が Gemini を活用することで、業務効率が飛躍的に向上し、企業全体の生産性向上に繋がることは想像に難くありません。
また、Gemini を使った77%のユーザーが「Gemini のない生活に戻れないと思う」と回答したアンケート結果もあります。
この結果から、製品がユーザーにとって魅力的で、実際に「使える」ものであるということが伺えます。
こうしたデータからも、Gemini の導入を検討する価値は十分にあるといえるでしょう。
Geminiの機能
では、Gemini for Google Workspace には具体的にどのような機能があるのか、簡単にご紹介しましょう。
(各機能の詳細や具体例、実際に自分の企業でどのように使えるかについては、ぜひ弊社までご相談ください。)
Google Workspace で利用できる Gemini の機能は多岐に渡ります。
例えば、以下のような機能が挙げられます。
- Gemini アプリ:チャット形式での質問に回答するだけでなく、Google Workspace のデータと連携して過去1週間のメールから週報を作成するなど、様々なタスクを自動化できます。
- Gemini サイドパネル:Gmail やドキュメントなど、使用中のサービスに特化したAI機能を、シームレスに利用できます。
- NotebookLM:特定のトピックを分析し、洞察を得ることができます。
- Help me write:ドキュメント作成時に、AI が文章作成をサポートします。
- Gemini Advanced:Deep Research を利用して、リサーチしたい内容を簡単に下調べし、リサーチ計画を立てることができます。
- Gemini Advanced:Gems を使い、社内規則などを学習させ、適切な回答を生成させることができます。
上記の機能以外にも、Gemini for Google Workspace には、様々な機能が搭載されています。
今後の見通し
Gemini の機能は、日々アップデートされています。
例えば、Gemini Advanced では、一度に処理できるデータ量であるコンテキストウィンドウを大幅に拡大することが計画されています。
また、英語版には実装済みの Google Meet で自動的に議事録を作成してくれる機能も日本語化対応予定です。
これらの機能が実装される前に、今から使い始めておけば、いざ実装された時にスムーズに活用できます。
「とりあえず触っておく」だけでも、Gemini の可能性を感じることができるでしょう。
他社製の生成AIとの違い
現在 Google Workspace をお使いでなくても、Gemini には多くのアドバンテージがあります。
Gemini は、テキスト、画像、音声、動画など、様々な種類の情報を理解し、統合的に処理できます。 例えば、画像の内容を説明したり、音声からテキストを生成したり、動画を要約したりといったことが可能です。
また、Google 検索を通じて、ウェブ上の膨大な情報にアクセスできるため、最新の情報や多様な視点に基づいた回答を提供できます。 また、Google の他のサービスとの連携により、リアルタイムの情報やパーソナライズされた情報にもアクセスできます。
Gemini は、Google Workspace を利用していないユーザーでも、その強力な情報処理能力と広範な知識ベースを活用することで、様々なメリットを得られます。 特に、マルチモーダルな情報処理、高度な推論、広範な知識アクセス、柔軟なカスタマイズ性といった点は、Copilot や ChatGPT と比較した Gemini の強みと言えるでしょう。
Google Workspace 導入済みの場合、さらにこんなメリットも
既に Google Workspace をお使いのお客様の場合、上記に加えて、Google Workspace の環境でそのまま生成AIが使えるというのも大きなメリットの一つです。
使い慣れたUI/UXで利用できる、新たな開発や運用の手間がない、安心・安全であるといった点が挙げられます。
通常、新しいものを導入すると、学習、運用、セキュリティ面でコストやリスクが生じます。
Gemini の機能は Google Workspace と地続きであるため、あらゆるコストを最小限に抑えることが可能です。
この点は、「費用をかけて導入したが定着しなかった、うまくいかなかった」というリスクを回避できる非常に大きなアドバンテージであると言えます。
価格改定
生成AI機能の追加に伴い、Google Workspace は、2025年3月17日よりすべてのプランで新価格が適用されます。 現在 Google Workspace をご契約されている場合は、次回の更新タイミングで新料金が適用されます。
Google Workspace のアップグレードおよび新規契約は、2025年3月17日以前であれば現行価格でご利用いただけます。
特に、Google Workspace Starter をご契約の場合、Gemini for Google Workspace を最大限に活用するためには、Standard 以上のプランが必要になります。
今なら、Gemini をフル活用できるプランに変更前の価格でアップグレードできます。
ぜひご検討ください。
おわりに
この記事では、Gemini for Google Workspace の導入を後押しする内容をご紹介しました。
Gemini は、AI技術の進化によって、私たちの働き方やビジネスのあり方を大きく変える可能性を秘めています。 導入することで、業務効率が飛躍的に向上し、より創造的な業務に集中できるようになるでしょう。
こんにち、AIは「使うかどうか」ではなく「どう使っていくか」を考えるフェーズに至っています。
まずは、Gemini に触れて、その可能性を感じてみてください。
Gemini の機能や費用について、ご興味やご質問がございましたら、FreeGufo へお気軽にご相談ください。