Google Workspace 基本料金改定とAI機能搭載 - あなたのビジネスを加速するチャンス!
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概要
2025年1月16日に、Google Workspace 向け Gemini が提供開始されると Google 公式より発表がありました。
これにより、Google Workspace の Business エディションで、Gemini の機能 がアドオンなしで利用可能になりました。
リンク:Google Workspace Blog - Google Workspace enables the future of AI-powered work for every business
これまでは、Google Workspace で Gemini の機能を使用する場合、別途料金が必要でしたが、これからはGoogle Workspaceの基本料金内で利用できるようになります。
Google Workspace 料金の価格改定とスケジュール
AI 機能の追加と同時に、サブスクリプションの料金改定も行われます。
新料金は 2025年3月17日より適用されます。
すでに Google Workspace Business エディションをご契約のお客様におきましては、次回の更新タイミング以降に新料金が適用となります。
(例:年間支払いプランで、次の更新が7/1の場合、更新前まで料金変更なし、7/1の更新移行は新料金で請求)
Gemini Business/Enteprise のアドオンをご契約されていたお客様におきましては、2025年1月31日より請求が自動的に停止されます。
(払い戻し等に関しては、別途Googleからのアナウンスをお待ちください。)
改訂前 | 改定後 | |
---|---|---|
Business Starter | 680円 | 800円 |
Business Standard | 1,360円 | 1,600円 |
Business Plus | 2,040円 | 2,500円 |
Gemini Business (Gemini for Google Workspace アドオン) | 2,260円 | 0円 |
Gemini Enteprise (Gemini for Google Workspace アドオン) | 3,400円 | 0円 |
基本料金は値上げとなってしまいますが、数千円かかっていた AI 機能が数百円で利用可能になるため、トータルでは損のない改定になっています。
(Business Standard の場合の改定イメージ)
搭載されるAI機能
多くのGoogle WorkspaceサービスでAI機能が利用可能になります。
Gemini Advanced、NotebookLM Plusなどの高度なAI機能も利用可能になり、GoogleのAIサービスを手軽に利用できます。
Business Starterプランでは利用できない機能もあるため、注意が必要です。
サイドパネル
Gmail、ドキュメント、スプレッドシート、Meet、チャットなどの画面を開いたまま、Google Workspace 上で使用できる Gemini の機能です。
各サービスの画面の右側に表示され、プロンプト(質問や指示)を入力することで、Gemini から回答を得ることができます。
サービスに特化した機能が設定されており、Gmail であれば、受信メールの内容を要約、返信メールの草案の作成などができます。
Gemini Advanced
通常の Gemini の上位版です。
高度なモデルを使用しており、より効率的な処理を可能です。
また、Gems(カスタム AI エキスパート機能)も作成・利用可能になり、業務での効率化が期待できます。
NotebookLM Plus
アップロードした資料の中から回答を生成する NotebookLM の上位版です。
議事録、製品仕様書、取扱説明書などをアップロードすれば、膨大な資料の中から必要な情報へ素早くアクセスすることができます。
無料版と比較して、取り込むことのできる資料の数や、質問のやり取りの回数の制限が大幅に増加し、NotebookLM の回答のテイストのカスタムができるなど、利便性が大きく向上しています。
AIと協働する未来
今回のアップデートは、Google Workspace への AI 機能搭載という形で、Google が AI の一般化を本格的に推進していることを明確に示しています。
今後、AI の業務活用はデジタル社会の新たなスタンダードとなるでしょう。
「AI には興味がない」「なんだか怖い」と感じる方もいるかもしれませんが、ネガティブに捉えれば、今後は AI との協働が半ば強制的に求められる時代が到来すると言えます。
既存料金にわずかな追加費用でAI機能が利用できる今、活用しない手はありません。
今回ご紹介した AI 機能はほんの一部であり、お客様の業務内容によっては、提供側も想定し得ない画期的な活用方法が見つかる可能性も秘めています。
基本料金の改定により、AI を活用しないことは機会損失とも言える状況です。
ぜひ実際に AI に触れ、試して、お客様ならではの協働の道を探ってください。
もちろん、最初から全てを AI に任せるのは難しいかもしれません。
「こんなことはできる?」「これを実現したいけど方法はある?」「既存のルールを AI にも適用させるには?」など、AI 機能の利活用に関する疑問や要望がございましたら、お気軽にご相談ください。